バンジョーのセットアップ
| バンジョーのセットアップでまず大切なのは、どのような音になって欲しいかをはっきりさせることでしょう。スクラッグスでもマーキュリー盤とFoggy
mountain banjoでは音が違いますし、JD CroweとSonny Osborneのバンジョーの音は違います。CDを聞き比べたりして、自分の好みをはっきりさせておかないと、何のためにセットアップしているのかわからなくなります。 それとは別のこととして、バンジョーはいろんなところがいじれます。これはセットアップではなく、分解と組み立てを楽しむことができるということです。またパーツをいろいろ取り替えて、音の変わり具合を楽しむことができます。これはバンジョーの楽しみ方の一つだと思います。そこで、セットアップではなく、いじるということで、どんなところがいじれるのかを書いてみましょう。 1 弦 当たり前のことかもしれませんが、弦を交換すると音が変わります。弦メーカーも多種多様、太さも多種多様ですからいろいろ試してみると面白いです。 2 ブリッジ これも様々なメーカーが多種類出しています。これがいいという決定版はなく、やはり試してみるしかありません。音の伸びや4弦のこもり具合、5フレットから12フレットあたりの音の伸び、1弦17フレット付近の音の伸びなどを比べてみると違いがわかることもあります。 また高さも大切です。弾きやすさとも関わりますが、同じ材質のものでも、上記と同様の変化があります。 3 テイルピース テイルピースを交換せずともネジを緩めたり締めたり、フランジから伸びているネジのナット側を締めたり緩めたりで音は大きく変化します。 4 ヘッド ヘッドの張り具合は音に大きな影響を与えます。これも緩いかきついかで音に伸びがあったり、もこもこしたり、やかましかったりします。 5 ロッド ギブソン系のバンジョーは2本ロッドがあります。それについているナットを緩めたり締めたりすると音が変わります。ネック側とテイルピース側と両方ありますので、全部で4つ。ヘッド側にあるロッドの、ネック側の方をきつく、テイルピース側を緩くなど、組み合わせは結構あります。それによって詰まった音になったり、音に伸びが出たりと様々です。 ただし、ネックにぐらつきがでたり弦高が異常に高くなったりというのは好ましいことではないでしょう。また、弦高の調整のためにロッドをいじるのも好ましいことではありません。あくまで音の変化のためにすることです。 6 パーツの交換 トーンリング、ウッドリム、ネック、フランジ、リゾネーター、テイルピースなどなど、すべて他のパーツに取替えが出来ます。それによって音は大きく変化します。 7 いい音にするために ときどきもっといい音になりませんかと聞かれることがあるのですが、何をどうすればよいのかわかりません。むしろ、一つ一つ試してみて音の変化を確かめていき、自分が好む音が出るように組み合すしかないでしょう。けれども、それがたまらない愉しみなのです。ただし、それがいい音なのかどうかはわかりませんが・・・。 もし、本当に自分の持っているバンジョーをセットアップしたいと思うなら、信頼できるビルダーに依頼することでしょう。当然ながらお金が必要です。 8 大切なこと バンジョー弾きは、人生の3分の1でバンジョーを弾き、3分の1でチューニングをし、残った3分の1はバンジョーを分解している。 |
セットアップで有名なサイト Bill Palmer's Banjo Setup Web Pages こんなのもあります こんなのもあります ![]() ![]() |